アンケートを作成するとき、よく入れがちな「性別を尋ねる設問」。マーケティングや分析のために役立つ情報ではありますが、設問の内容や聞き方によっては、回答者に不快感を与えてしまうこともあります。

「いつもの通り」で作った設問が、実は現代の感覚には合っていなかった…そんなケースも少なくありません。

この記事では、性別に関する設問を作成する際に気をつけたいポイントおすすめの設問例を、できるだけ分かりやすくご紹介します。紙・Web・対面など形式を問わず、あらゆるアンケートで活かせる内容です。

なぜ性別を聞くのか?目的の明確化から始めよう

性別データは、主に以下のような目的で使われます。

  • 購買傾向やニーズの違いを把握したいとき
  • ターゲット層の絞り込みに使いたいとき
  • サービスの満足度や意見に性別差があるか確認したいとき

ただし、すべてのアンケートで性別を聞く必要があるとは限りません
たとえば社内アンケートや特定のニーズを調査する場合、性別を聞かなくても十分に目的が達成できることもあります。

まずは「このアンケートで性別を聞く意味があるか?」を考えることが大切です。

適切でない性別設問が引き起こす問題

「男性・女性」

かつては「男性・女性」の2択設問が一般的でしたが、現在では性別や性自認の多様性が広く認識されるようになってきました。

その結果、設問の内容次第では以下のような問題が起きる可能性があります。

  • 自分に当てはまる選択肢がなく、回答をためらってしまう
  • 配慮のない設問に不快感を覚える
  • 「古い感覚の調査だ」と感じ、信頼が低下する

こうした印象があると、アンケート全体の回答率や信頼性にも影響が出かねません。誰にとっても答えやすい設問にする工夫が求められます。きます。

性別設問のタイプとその特徴

アンケート

性別を尋ねる設問には、いくつかのパターンがあります。目的や対象によって、最適な形式を選ぶことが重要です。

■ シンプルな2択タイプ

あなたの性別を教えてください。
・男性
・女性
  • 最も一般的な形式。集計がしやすい。
  • ただし、多様性への配慮が足りない場合も

■ 「その他」「回答しない」を加えたタイプ

あなたの性別を教えてください。
・男性
・女性
・その他
・回答しない
  • 選択肢が増えて配慮が行き届く

■ 自由記述タイプ

ご自身の性別をご自由にご記入ください。
[             ]
  • 回答者の自己表現に委ねる柔軟な形式
  • 集計や分析には工夫が必要

■ 選択式+自由記述のハイブリッド

あなたの性別を教えてください。
・男性
・女性
・その他(下にご記入ください)
[             ]
  • 選択肢の明確さと自由記述の柔軟さを両立
  • 対象者の幅が広い場合に特におすすめ

どの設問形式を選ぶかは、アンケートの目的と対象者をよく考えて決めましょう。

フォーム作成ツールでの設定方法

多くの人が使っている無料のフォーム作成ツール「フォームメーラー」を例に、性別設問の入れ方をご紹介します。

フォーム編集画面で、「性別」項目を選ぶ

フォーム編集画面で、「性別」項目を選ぶ

追加された項目をクリックし、詳細画面で選択肢を編集します。
「その他」の選択肢を追加して、「選択肢を追加」ボタンをクリックしてください。
その後、「保存」ボタンをクリックして、設定を保存します。

詳細画面で選択肢を編集

▼フォームメーラー
https://www.form-mailer.jp/

性別の質問、どこに入れるのが正解?

性別の設問を「アンケートのどの位置に置くか」も、回答者の心理に影響します。

■ 最初に入れる場合

  • 属性データを早く集められる
  • 集ビジネス分析には向いているが、抵抗を感じる人も

■ 最後に入れる場合

  • センシティブな質問を最後にすることで離脱を防げる
  • 回答への影響(バイアス)を避けられる

おすすめは、回答者に配慮して最後に任意回答として配置する方法です。強制感をなくし、安心して回答してもらえる工夫が大切です。

強制回答にしないのが基本

「必ず答えてください」といった形で性別を強制的に聞くのは、避けたほうがよい場合があります。

特に、性別を答えることに抵抗のある方や、プライバシーを重視する回答者にとっては、強制回答がアンケート全体の印象を損ねるきっかけになることもあります。

任意回答にすることで、より幅広い人に参加してもらいやすくなります。

性別設問はちょっとした工夫で印象が変わる

性別を聞く設問は、よくあるものだからこそ、内容や聞き方に注意が必要です。

ポイントは以下のとおりです:

  • 本当に必要な設問かどうか見直す
  • 性別の多様性に配慮した選択肢を用意する
  • 任意回答にして回答者の負担を減らす
  • 集計のしやすさとのバランスも考える

ちょっとした配慮で、アンケートの印象や回答率が大きく変わります。これからアンケートを作成する方は、ぜひこの記事の内容を参考にして、より伝わる・答えやすい設問づくりにチャレンジしてみてください!

▼職業アンケートの設問例まとめ|目的別に使える質問テンプレート
https://blog.form-mailer.jp/useful/occupation_questionnaire/