(追記)
※2025年12月3日に、あらためて「kintone連携機能」がリリースされました!
本記事で紹介しているWebhook連携機能を使わなくても簡単に項目をマッピングできます。

▼紹介ページはこちら
https://www.form-mailer.jp/use/kintone/


前回の記事では、フォームメーラーのWebhook連携機能を使ってHubspotと連携する手順を紹介しました。

今回は、フォームメーラーのWebhook連携機能を使って、フォームの回答データをサイボウズのビジネスデータベース「kintone」へ自動でリアルタイム登録する方法をご紹介します。

kintone(キントーン)は、サイボウズ株式会社が提供する、顧客管理や売り上げ管理、問い合わせ管理など様々な業務アプリをノーコードで作成できる業務効率化ツールです。会社で導入している、という方も多いのではないでしょうか?
ぜひフォームメーラーと連携させて、さらにビジネスを効率化しましょう!

この連携には、kintoneのAPIトークンを使用します。この連携を設定することで、手作業によるデータ入力ミスやタイムラグをなくし、リード管理や業務報告を大幅に効率化できます。

連携の全体像

フォームメーラーとkintoneを連携させるには、フォームメーラーのWebhook送信先として、kintoneの「レコード登録API」のURLを指定し、認証情報を含めてデータを送信する必要があります。

設定は以下の3ステップで完了します。

  1. kintone側で準備: APIトークンの発行とフィールドコードの確認。
  2. フォームメーラー側で設定: URL、カスタムヘッダー、リクエストボディ(JSON)を設定。
  3. テストと検証: 実際にフォームからデータを送信し、動作を確認。

kintone側でAPIトークンを発行し、フィールドコードを確認する

まず、連携するアプリと、外部連携に必要な認証情報(APIトークン)を準備します。

連携アプリを選択し、APIトークンを生成する

1.kintoneにログイン後、アプリの一覧画面から、連携したいアプリ(例: 日報、顧客リスト)を選択します。

アプリを新しく作るには、「+」ボタンで作りたいアプリを選択します。

kintoneでのアプリ連携方法の説明:アプリの一覧画面から「+」ボタンをクリックする

今回は「日報」を使ってみます。「このアプリを追加」

kintoneでのアプリ連携方法の説明:「日報」機能を連携させるために「このアプリを追加」ボタンをクリックする

アプリが追加されました。

kintoneでのアプリ連携方法の説明:アプリが追加されましたと表示されることを確認

今回は連携の確認のため項目を「名前」と「メールアドレス」だけにします。

kintoneでのアプリ連携方法の説明:今回は連携の確認のため項目を「名前」と「メールアドレス」だけにします。

2.アプリを開いたら、画面右上の設定アイコン(歯車)から[カスタマイズ/サービス連携][APIトークン]を開きます。

kintoneでのアプリ連携方法の説明:画面右上の設定アイコン(歯車)から[カスタマイズ/サービス連携]>[APIトークン]を開きます。

3.[生成する]ボタンをクリックして新しいトークンを生成し、「レコード追加」にチェックを入れて権限を付与します。(レコードの閲覧権限も同時に付与されているか確認してください。)
ここで、YOUR_TOKENとして表示されているURLはフォームメーラーで必要となります。

kintoneでのアプリ連携方法の説明:[生成する]ボタンをクリックして新しいトークンを生成し、「レコード追加」にチェックを入れて権限を付与します。

4.生成されたAPIトークンをコピーし、控えます。これもフォームメーラー側の設定で必要になります

kintoneでのアプリ連携方法の説明:生成されたAPIトークンをコピーし、控えます。

フィールドコードを確認する

  1. アプリのフォーム設定画面(またはフィールド設定画面)を開き、連携する各フィールド(例: 名前、メールアドレス)のフィールド設定ダイアログを開きます。
  2. ダイアログ下部にある「フィールドコード」(例: 文字列__1行_)を控えます。このフィールドコードが、JSONで値を指定するためのキーになります。
kintoneでのアプリ連携方法の説明:フィールドコードを確認します。後にフォームメーラー設定画面で使用します

フォームメーラー側でWebhookを詳細設定する

次は、フォームメーラー側のWebhook設定を行います。kintoneで控えたAPIトークンとフィールドコードを使用します。

URLとカスタムヘッダーを設定する

1.フォームメーラーの管理画面で、連携したいフォームの[各種設定]から[Webhook設定]画面を開きます。

2.Webhook名を入力し、URL欄にkintoneのレコード登録APIのエンドポイントを設定します。パラメータ部分は削除して「record.json」までで問題ありません。

URLの例: https ://[サブドメイン].cybozu.com/k/v1/record.json

3.カスタムヘッダーとして、以下の2点を設定します。

設定項目キー(左側)値(右側)目的
認証情報X-Cybozu-API-Tokenステップ1-1で生成したAPIトークンkintoneへの認証
データ形式Content-Typeapplication/json送信データがJSONであることを通知
フォームメーラー設定説明:kintoneに連携するための入力内容を説明します

リクエストボディ(JSON)を構築する

フォームの回答値をkintone APIが理解できるJSON構造にマッピングします。

  1. リクエストボディ欄に、以下の基本的な構造を記述します。
  2. キー「app」に値として、「URL」に入力したエンドポイントURLから削除したパラメータの「app」に設定されていたアプリID(例: 11)を設定します。
  3. 回答データ部分にはまずキーを「record」として、1データずつキーをkintoneで控えたフィールドコードに、値には入れ子でキーを「value」として、値にフォームメーラーの[投稿者の回答を引用]から、対応するフォーム項目の変数(例: %%_5298608_%%)を挿入します。

【リクエストボディの記述例】

JSON

{
  "app":11, // アプリID
  "record":{
    "文字列__1行_":{ // フィールドコード
      "value":"%%_5298608_%%" // フォーム回答変数
    },
    "文字列__1行__0":{ // フィールドコード
      "value":"%%_5298609_%%" // フォーム回答変数
    }
  }
}
  1. [有効にする]にチェックを入れて設定を保存すれば、連携準備は完了です。

テストと検証

設定が完了したら、実際にフォームに回答してkintoneへの連携を確認しましょう。

1.公開されたフォームメーラーのフォームに、テストデータを入力して投稿します。
2.kintoneアプリの一覧画面を開き、新しいレコードが作成され、フォームの回答が各フィールドに正しく入力されていることを確認します。

もしデータが登録されない場合は、「kintone側でAPIトークンを発行し、フィールドコードを確認する」で確認した「レコード追加」権限や、「フィールドコード」がJSONと一致しているかを再確認してください。

他にもJSONの入れ子構造が正しく設定されていない可能性が考えられます。

おわりに

フォームメーラーのWebhook機能とkintoneのAPI連携を活用することで、お客様からの大切な情報を漏れなく、リアルタイムでkintoneデータベースに蓄積できます。ぜひこの連携を使いこなし、業務の自動化と効率化にお役立てください!


kintoneと連携すると便利な、フォームメーラーを使ったことがないという方は、この機会にぜひ高機能フォーム作成ツール「フォームメーラー」をお試しください。

kintoneと連携するだけではなく、様々なフォームを自由に作成可能なツールです。
https://www.form-mailer.jp