アンケートを作成する際、回答者が理解しやすく、負担なく回答できる設計が求められます。
その中でも「マトリックスリスト」を活用することで、回答の一貫性を保ちつつ、データの精度を向上させることが可能です。
本記事では、マトリックスリストを活用した効果的なアンケート設計を紹介します。
マトリックスリストとは?
マトリックスリストとは、複数の質問を統一したフォーマットで提示する表形式の質問方式です。

■マトリックスリストの特徴
- 視認性が高い
似た種類の質問がまとまっているため、回答者は内容を理解しやすい。 - 回答の一貫性が向上
統一された評価尺度を使用することで、バラつきを抑えることが可能。 - データ分析がしやすい
数値化されたデータを取得しやすく、統計的な処理が容易。
マトリックスリストを使うべきケース
マトリックスリストは、以下のようなシーンで特に有効です。
顧客満足度調査
例えば、サービスの各項目(価格、品質、対応など)について「非常に満足」〜「非常に不満」などの5段階評価を設定すると、顧客の全体的な満足度を効率よく測定できます。
社内アンケート(従業員満足度調査など)
組織内の働きやすさやマネジメントに関する評価を統一フォーマットで質問することで、偏りの少ないデータを収集できます。
商品・サービスのフィードバック調査
特定の製品や機能に対する評価を比較しやすくすることで、ユーザーのニーズを明確に把握できます。
■マトリックスリストのメリットとデメリット
メリット
- 回答しやすい
視覚的にまとまりがあるため、回答者はストレスなく入力できる。 - データの精度が向上
統一した尺度で測定できるため、信頼性の高いデータが得られる。 - スペースの有効活用
1つの表で複数の質問をカバーできるため、フォームの長さを短縮できる。
デメリット
- 負担が増える可能性
質問数が多すぎると、回答者の疲労や途中離脱の原因になる。 - 誤った尺度設定のリスク
不適切な選択肢を設定すると、正確なデータ収集ができない。
回答の精度を向上させる設問設計のポイント
質問を明確にする
- 曖昧な表現を避ける
「よく」や「たまに」などの主観的な表現を使わず、具体的な質問にする。 - 1つの質問に1つの要素を含める
例:「サービスの質と価格に満足していますか?」ではなく、「サービスの質に満足していますか?」と分ける。
適切な評価尺度を選ぶ
- 5段階評価(例:「非常に満足」〜「非常に不満」)が一般的だが、状況に応じて3段階なども検討する。
- 選択肢の文言は一貫性を持たせる。
項目数と選択肢のバランスを考える
項目数の最適化
- 適切な質問数に絞る
10問以上になると回答者の負担が増加し、回答の質が低下する可能性がある。 - 優先度を決める
重要な質問を優先し、補足的なものは削る。
スケール設定のポイント
- 偶数 vs. 奇数の選択肢
偶数(4段階など)なら中間値がなく明確な選択を求めるが、奇数(5段階など)は中立的な回答が可能。 - 数値の方向性を統一
例:「1 = 非常に不満, 5 = 非常に満足」など、一貫した順序にする。
簡単にマトリックスリストでアンケートを作成
フォームメーラーでもマトリックスリストを活用したアンケートを簡単に作成できます。
フォームメーラーでは、専門知識がなくても簡単にマトリックスリストを活用したアンケートを作成し、回答率の向上やデータの正確性向上につなげることができます。

■効果的なアンケート作成のためのチェックリスト
- 質問が明確で、曖昧な表現がないか?
- 必要以上に長いマトリックスリストになっていないか?
- 回答者の負担を考慮した設問数になっているか?
- 評価尺度が適切で、一貫性があるか?
- データ分析しやすい設計になっているか?
マトリックスリストを上手に活用することで、回答者の負担を軽減しながら、より正確なデータを取得することが可能です。適切な設問設計を行い、効果的なアンケートを作成しましょう!
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