「増え続ける顧客情報をExcelで管理するのは限界…」 「担当者が変わるたびに、過去のやり取りがわからなくなる」

多くの中小企業が抱えるこの悩み、kintone(キントーン)を導入して「顧客管理」を一元化することで解決できます。
※kintone(キントーン)はサイボウズ株式会社が提供する、プログラミング無しで業務アプリを構築できるノーコード・ローコードのクラウドサービスです。
https://kintone.cybozu.co.jp/

しかし、kintoneは自由度が高いぶん、「どうやってアプリを作ればいいのかわからない」「作ってみたけれど、データの入力が面倒で定着しなかった」という声も少なくありません。

そこで本記事では、kintone顧客管理アプリの具体的な作り方(ルックアップ・関連レコードの設定など)を初心者向けに図解で解説します。さらに、記事の後半では「Webフォームと連携させて、データ入力を全自動化する方法」までご紹介します。

「ただの名簿」を作るのではなく、「攻めの顧客管理」を実現して売上アップにつなげましょう。

なぜkintone(キントーン)で顧客管理を行うのか?脱エクセルのメリット

まずは、なぜ今、Excelではなくkintone(キントーン)での顧客管理が選ばれているのか、そのメリットを整理します。

1.チーム全員で「最新情報」を共有できる

Excelでの管理における最大の欠点は「どれが最新のファイルかわからない」「誰かが開いていると編集できない」という点です。クラウド型のkintoneであれば、営業・経理・サポートなど、部署をまたいで常に最新の顧客情報にアクセスできます。スマホやタブレットからも確認できるため、外出の多い営業担当者にも最適です。

2.データが「紐づく」から履歴が見える

Excelはあくまで「シート(表)」ですが、kintoneは「データベース」です。「顧客情報」と「案件情報」、「顧客情報」と「対応履歴」といったデータ同士を簡単に紐づけることができます。これにより、「このお客様とは過去にどんなやり取りがあったか」が一目瞭然になります。

3.自社に合わせて柔軟にカスタマイズできる

パッケージ型の高価なCRM(顧客管理システム)は、不要な機能が多かったり、項目の変更に開発費がかかったりします。kintoneなら、ドラッグ&ドロップのマウス操作だけで、「必要な項目」を「好きな配置」で作ることができます。

【図解】基本から応用まで!kintone顧客管理アプリの作り方

それでは、実際にkintoneで顧客管理アプリを作る手順を解説します。今回は、kintoneの強みを活かした「ルックアップ」や「関連レコード一覧」の設定も含めた、実践的な構成をご紹介します。

Step1:基本となる「顧客管理アプリ」の作成

まずは、顧客情報の「親」となるマスターデータを作ります。

kintoneポータル画面の「アプリ」エリアにある「+」をクリックします。

kintone(キントーン)でアプリ一覧の「+」をクリックします

「はじめから作成」を選択します。

kintone(キントーン)ではじめから作成をクリックします

画面左側のパーツ一覧から、必要な項目をドラッグ&ドロップで配置します。

kintone(キントーン)で必要な項目をドラッグ&ドロップで配置していきます

【顧客管理に必要な基本項目の例】

会社名(文字列 1行)
担当者名(文字列 1行)
部署・役職(文字列 1行)
電話番号(リンク)
メールアドレス(リンク)
住所(文字列 1行)

Step2:【重要】「ルックアップ機能」で入力ミスを防ぐ

顧客管理を行う上で欠かせないのが、kintoneの「ルックアップ機能」です。 例えば、「案件管理アプリ」や「日報アプリ」を作った際、毎回「会社名」を手入力するのは手間ですし、入力ミスも起きます。

ルックアップを使えば、「顧客管理アプリ」から情報を引用(コピー)できるようになります。

【設定手順】

(紐づけたい別のアプリ作成画面で)「ルックアップ」フィールドを配置します。

kintone(キントーン)でルックアップ項目をフォームに配置します

設定画面で「関連付けるアプリ」に、先ほど作った「顧客管理アプリ」を選択します。

kintone(キントーン)でルックアップの設定を行います。関連づけるアプリを選択します

「コピー元のフィールド」に「会社名」などを指定します。

kintone(キントーン)でルックアップの設定を続けます。関連付けるアプリを選択したら、どの項目と紐づけるかフィールドを選択します

これで、会社名の一部を入力して「取得」ボタンを押すだけで、顧客リストから正しい情報が自動入力されるようになります。

Step3:「関連レコード一覧」で履歴を見える化

「このお客様の過去の購入履歴が見たい」 「前回の商談内容をすぐに確認したい」

これを実現するのが「関連レコード一覧」です。顧客管理アプリの詳細画面に、別アプリ(案件管理や日報など)のデータを一覧表示させる機能です。

【設定手順】

「顧客管理アプリ」の作成画面で、「関連レコード一覧」フィールドを配置します。

kintone(キントーン)で関連レコード一覧をフォームに配置します

「参照するアプリ」に「案件管理アプリ」などを選択します。

「表示するレコードの条件」で、両方のアプリに共通するキー(会社名や顧客IDなど)を指定します。

kintone(キントーン)で関連レコード一覧の設定をします。関連付けるアプリを選択したら、紐づけるフィールドを選択します。その後表示するフィールドを追加していきます

これにより、顧客詳細ページを開くだけで、そのお客様に関わる全ての動きが時系列で確認できるようになります。これがExcelにはできない、kintone顧客管理の最大のメリットです。

kintone(キントーン)で紐づけたフィールドに値を入力すると、参照アプリのデータから入力値を探して表示されました

kintone顧客管理アプリ作成後にぶつかる「入力の壁」とは?

ここまで紹介した手順で、非常に便利な「顧客管理アプリ」が完成しました。 しかし、運用を始めると多くの企業がある大きな壁にぶつかります。

それは、「データの入力が追いつかない」という問題です。

・展示会で交換した名刺の山を手入力しなければならない。
・Webサイトから来た「資料請求メール」の内容を、営業担当者がコピペで転記している。
・入力が後回しになり、せっかくの顧客リストが最新の状態ではない。

いくら立派なアプリ(箱)を作っても、そこにデータ(中身)が入らなければ意味がありません。 この「入力の手間」を解決する最良の方法は、「社員が入力するのではなく、お客様に入力してもらう」仕組みを作ることです。

フォームメーラー × kintoneで実現する「入力ゼロ」の顧客管理

手入力の手間をなくす解決策としておすすめなのが、高機能フォーム作成ツール「フォームメーラー」とkintoneの連携です。

フォームメーラーを使えば、お客様がWebフォームに入力した内容が、そのままダイレクトにkintoneの「顧客管理アプリ」へ自動登録される仕組みを簡単に作ることができます。

フォームメーラー連携の3つのメリット

1.集客用のLP(ランディングページ)が簡単に作れる

フォームメーラーは、単なるフォームだけでなく、画像やテキストを自由に配置した「ランディングページ」を作成できます。専門知識がなくても、デザイン性の高い「資料請求ページ」や「セミナー受付ページ」が最短30分で完成します。

2.リアルタイムでkintoneへ自動登録

Webフォームから送信があった瞬間、そのデータはkintoneにレコードとして追加されます。営業担当者は通知を受け取り、すぐにkintoneを見てアプローチを開始できます。

3.低コストで導入可能

通常、WebフォームとkintoneをAPIで連携させようとすると、高額な開発費やSFA(営業支援ツール)の契約が必要になることがあります。フォームメーラーなら、月額料金のみの低コストでこの自動化を実現できます。

フォームメーラーの回答データをKintoneアプリに自動連携

実践:Web問い合わせを「kintone顧客管理」に直結させる設定手順

では実際に、フォームメーラーとkintoneを連携させ、「入力ゼロ」の仕組みを作る手順を見ていきましょう。難しいプログラミングは一切不要です。

Step1:kintoneアプリのAPIトークンを発行する

1.連携させたいkintoneアプリ(顧客管理アプリ)の設定画面を開きます。

2.「設定」タブ > 「APIトークン」を選択します。

kintone(キントーン)でアプリの設定から「APIトークン」をクリックします

3.「生成する」をクリックし、必要な権限(レコード追加など)にチェックを入れて保存します。

Step2:フォームメーラーでkintone連携を設定する

1.フォームメーラーの管理画面で、作成したフォームの「設定」→「kintone連携」を開きます。

2.kintoneの「サブドメイン」「アプリID」「APIトークン」を入力します。

kintone(キントーン)で確認した「サブドメイン」「アプリID」「APIトークン」を入力します

Step3:項目を紐づける(マッピング)

最後に、「フォームのどの項目」を「kintoneのどのフィールド」に入れるかを指定します。

例)
・フォームの「貴社名」 ➡ kintoneの「会社名」
・フォームの「お名前」 ➡ kintoneの「担当者名」
・フォームの「メールアドレス」 ➡ kintoneの「メールアドレス」

フォームメーラーとkintone(キントーン)で紐づけるフィールド(項目)を選択します

これで設定は完了です。 これ以降、このフォームから問い合わせや申し込みがあるたびに、自動的にkintoneの顧客管理アプリに顧客台帳が作成されていきます。

フォームメーラーでのkintone連携の手順はこちらのページにも詳しく記載されています。

kintone顧客管理の活用事例:攻めのリスト活用へ

この「kintone顧客管理 × フォームメーラー」の仕組みを活用すれば、単なる管理だけでなく、売上を作るための活動がスムーズになります。

事例1:セミナー・イベント受付

セミナーの申し込みフォームをフォームメーラーで作成し、kintoneと連携。 参加者の情報が自動でリスト化されるため、イベント終了後すぐに、kintoneのメール送信機能(プラグインや連携サービスが必要です)を使ってお礼メールや資料送付を一斉に行うことができます。

事例2:資料請求・キャンペーンLP

新商品のキャンペーンLPをフォームメーラーで作成。 興味を持って資料請求をした「見込み客(リード)」がリアルタイムでkintoneに蓄積されます。インサイドセールス部隊は、kintoneのレコード追加通知を受け取り、熱量の高いうちに即座に架電(テレアポ)を行うことができます。

まとめ:kintone顧客管理は「自動化」で完成する

kintone(キントーン)で顧客管理を行うことで、社内の情報は整理され、チームの連携は格段にスムーズになります。特に「ルックアップ」や「関連レコード」を使いこなせば、Excelでは見えなかった顧客の動きが見えるようになります。

さらに、その入り口となる「データ入力」をフォームメーラーで自動化すれば、入力ミスや作業工数をゼロにし、本来時間を割くべき「お客様への対応」に集中できるようになります。

「アプリの作り方はわかったけれど、連携が難しそう…」と感じた方もご安心ください。フォームメーラーでは、kintone連携を含む全機能を試せる14日間の無料トライアルをご用意しています。まずは実際にフォームを作り、kintoneにデータが自動で入る快適さを体験してみてください。

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