「セミナーのアンケート集計に時間がかかりすぎてしまう・・」
「顧客満足度調査をしたいが、Googleフォームだとkintoneに移すのが面倒」
kintone(キントーン)を導入している企業なら、アンケートの収集から分析までをkintone上で一元管理したいと考えるのではないでしょうか。しかし、kintoneのアカウントを持っていない人はkintoneのフォームに回答できないため、社内の人向けのアンケートなど限られたケースでしか一元管理はできません。
実は、kintoneでのアンケート実施には「社内向け」と「社外向け」で明確に最適な作り方が異なります。ここを間違えると、運用コストが跳ね上がったり、集計作業がなくならなかったりします。
本記事では、kintoneを使ったアンケートの具体的な作り方を「社内・社外」のケース別に図解で解説します。さらに、記事の後半では「社外向けアンケートを低コストで実施し、集計を全自動化する方法」をご紹介します。
転記作業やExcel集計から解放され、リアルタイムな分析を実現しましょう。
まず知っておくべき「2つのパターン」と選び方
kintoneでアンケートを実施する場合、対象者が「誰か」によって作り方が大きく異なります。まずは自社がやりたいことがどちらのパターンかを確認しましょう。
パターンA:社内向けアンケート(日報、社内意識調査など)
回答者が自社の社員で、全員がkintoneのアカウント(ライセンス)を持っている場合です。
この場合は、kintoneの「標準機能」だけでアプリを作れば、追加コスト無しで実施できます。
パターンB:社外向けアンケート(顧客満足度、セミナー感想など)
回答者がお客様や取引先など、kintoneアカウントを持っていない場合です。
また、社内アンケートでも社員全員がkintoneアカウントを持っていない場合はこちらのパターンになります。
このパターンの場合、回答者全員分のkintoneアカウントを発行することは難しいので、「ゲストスペース」に招待する必要があり、それはそれで、管理の手間が膨大になります。
そのため、社外向けの場合は「kintone連携機能を持った外部フォームツール」を使うのが一般的かつ現実的な解決策となります。
【図解】社内向け:kintone標準機能で作るアンケートアプリ
まずは、社員全員がアカウントを持っている場合の「社内アンケートアプリ」の作り方を解説します。基本は通常のアプリ作成と同じですが、アンケート特有の「見せない設定」が重要になります。
Step1:アプリを作成する
- kintoneポータルの「アプリ」欄にある「+」をクリックし、「はじめから作成」を選びます。
アプリストアにある「アンケート」というアプリを選んでも良いでしょう。 - ドラッグ&ドロップで必要なパーツ(質問項目)を配置します。
・ラジオボタン:1つだけ選択させたい時(例:満足度 5段階)
・チェックボックス:複数選択させたい時(例:興味のある分野)
・文字列(複数行):自由記述の感想など

Step2:【重要】レコードの閲覧権限を設定する
アンケートの場合、「Aさんの回答がBさんに見えてしまう」のは問題です。自分の回答以外は見えないように設定します。
- 「設定」タブ > 「アクセス権」 > 「レコード」を開きます。
- 「Everyone」の「閲覧」の権限のチェックを外します。
これで、社員は安心して本音で回答できるようになります。

これで、社内アンケート用のアプリは完成です。
また、kintoneの基本である「顧客管理アプリ」の作り方や、効率的なデータ連携方法についても知りたい方は、以下の記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
▼あわせて読みたい
【図解】kintone(キントーン)顧客管理の作り方決定版!アプリ構築から「入力自動化」まで徹底解説
社外向けアンケートの落とし穴と「Googleフォーム」の難しさ
では、アカウントを持たない「顧客(社外)」へのアンケートはどうすれば良いでしょうか?
よくある運用として「Googleフォームで作って、あとでCSVをkintoneに入れればいい」というものがあります。無料で手軽ですが、実際に運用すると以下の問題が発生します。
・転記作業(CSVインポート)が面倒:毎回データをダウンロードして、整形して、kintoneに取り込む作業が必要です。
・リアルタイムで見れない:CSVのエクスポートは限られた権限を持つ人しかできない場合が多く属人的になり、作業待ちが発生します。それまで他の人は結果を見れないということになります。
・データの分断:せっかくkintoneというデータベースがあるのに、CSVインポートで常に最新にアップデートする手間が大きく、アンケート結果だけ別管理になりがちです。
この「集計の手間」を解決するのが、フォーム作成ツール「Form Mailer(フォームメーラー)」とkintoneの連携です。
フォームメーラー × kintoneなら「社外アンケート」も自動集計
フォームメーラーを使えば、お客様がスマホやPCから回答した内容を、リアルタイムでkintoneアプリに自動登録できます。CSVの取り込み作業は一切不要になります 。
フォームメーラー連携の3つの強み
- 条件分岐(ロジック)で回答率アップ
「アンケートが長すぎて離脱される」のを防げます。例えば、「満足」と答えた人には次の質問へ、「不満」と答えた人にだけ「理由」を聞く、といった条件分岐(ロジック)を設定できます。 - リッチなLP型アンケートが作れる
単なる入力フォームだけでなく、画像や動画、説明文を配置した「ランディングページ(LP)」を作成できます。セミナーの魅力や商品の詳細を伝えた上でアンケートに誘導できるため、回答率が高まります 。 - 圧倒的なコストパフォーマンス
kintoneアカウントを人数分発行するのに比べ、フォームメーラーなら月額固定費だけで、何千人、何万人からの回答を受け付けることができます 。
実践手順:回答結果が勝手にグラフ化される仕組みを作る
実際に、フォームメーラーを使って「自動集計されるアンケート」を作る手順を見ていきましょう 。
Step1:kintoneで「アンケート集計アプリ」を作る
まずはデータの受け皿を作ります。前述の社内向けと同様にアプリを作成し、「APIトークン」を発行します。
(設定 > APIトークン > 「生成する」をクリック > 「レコード追加」にチェック)


Step2:フォームメーラーでアンケートを作成する
フォームメーラーの管理画面で、ドラッグ&ドロップでアンケートを作ります。「条件分岐」や「必須項目」の設定もクリックだけで完了します。

Step3:kintoneと連携させる
フォームメーラーの「kintone連携設定」画面に、Step1で発行したAPIトークンなどを入力します。

その後、「お名前 ⇔ 文字列(1行)」「満足度 ⇔ ラジオボタン」のように、項目同士を紐づけます。

これで設定は完了です。QRコードやURLをお客様に送るだけで、回答が入るたびにkintone上の円グラフや棒グラフが勝手に更新されていく環境が整います。
今回はアンケートに特化して解説しましたが、フォームメーラーとkintoneの連携手順について、より詳細な画面キャプチャ付きの設定方法を知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
▼あわせて読みたい
フォームメーラーからkintoneへデータ連携!リアルタイム連携の設定手順を画像付きでご紹介
集計の手間をゼロに!活用事例のご紹介
事例1:セミナー・イベント事後アンケート
会場でQRコードを読み込んでもらい、その場で回答。
これまでは紙で回収してExcel入力していましたが、導入後はセミナー終了と同時に集計が完了。翌朝のミーティングでは、最新のグラフを見ながら振り返りができるようになります。
事例2:製品購入後のユーザーアンケート
製品に同梱したチラシからアンケートに誘導。
kintoneに登録された顧客マスタと紐づけることで、「どの地域の」「どんな業種の」お客様の満足度が高いかといったクロス集計が可能になり、営業戦略に直結するデータとなります。
まとめ:データ入力に使っていた時間を「分析」と「改善」に使おう
kintone(キントーン)でアンケートを行う際、社内向けなら標準機能で十分ですが、社外向けなら「フォームメーラー」との連携が、コスト面でも運用面でも最適解と言えます。
「CSVをダウンロードしてkintoneに入れる」という単純作業に時間を使うのはもう終わりにしましょう。データが自動で集まり、リアルタイムに可視化される環境を作ることで、本来やるべき「分析」や「サービス改善」に集中できるようになります。
フォームメーラーでは、kintone連携機能や条件分岐機能を試せる14日間の無料トライアルを実施しています。まずは実際にアンケートフォームを作り、スマホから回答してkintoneのグラフが動く感動を体験してみてください。
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